なぜ趣味を仕事にすると失敗するのか?趣味を仕事にしてはいけない3つの理由
好きなことを仕事にするって最近良く聞きますよね。
しかし、その言葉を鵜呑みにして失敗する方も決して少なく無い数いるようです。
今回は趣味を仕事にし他人が陥った悲しい現実のお話です。
趣味とはなにか?
趣味ってそもそも何でしょうか?
趣味っていうのは誰に頼まれなくても自分が時間作ってやっちゃうなにか。だと思っています。
誰に言われなくても、やりたいからやっちゃうこと。
好きなことと言い換えてもいいと思います。
そんなにやりたいことだったらそれを仕事にすればもっと人生が楽しくなる!
そう思って趣味を仕事にする人もたくさんいますね。
しかし、趣味で仕事を始めるとものすごく失敗します。
なぜなんでしょうか?
実は、趣味を仕事にするというのはものすごく危険なことでした。
趣味を仕事にして失敗する方法
今回は、趣味を仕事にした人が気づいていなかったことをいくつか挙げていきます。
趣味を仕事にすると絶対に失敗するということではありません。
今回挙げたことをよく自問して、それでも行けると思ったらその趣味仕事にしてもいいのかな?と思います。
趣味を仕事にしちゃいけない3つの理由
理由1,好きなことにニーズが無い
これが一つ目の理由です。
ニーズと言うのは用は誰かが欲しがるということですが、趣味の場合自分が好きなことなのでそもそもそのニーズを考えていない場合もあります。
学生の頃にはよく“おしゃれ”と“身だしなみ”の違いという話を聞きました。
“おしゃれ”これは自分がしたいことをするものです。自分の価値観を重視していいんですね。着たいものを着て見せたい自分を演出していいんんです。
一方、“身だしなみ”と言うと誰かに見られた時にその人がどう思うかを重要視します。
それで、趣味というのは大抵の場合この“おしゃれ”の方なんですよね。
もともと誰かに評価されるということは考えていませんし、自分が満足する形であればそれでよかった訳です。
にも関わらず、その趣味をやっているだけで楽しいという理由で仕事にしたらどうなるでしょうか?
よっぽどのカリスマ性のある人以外は誰も見向きもしないでしょう。
ニーズというのはほかから求められているサービスです。
趣味は残念ながらこのニーズとは正反対の性質ものが多いんですね。
誰かのニーズを満たすのではなく、自分のニーズを満たしているんです。
ニーズは欲求とも言いかえられますが、趣味が楽しいのも当然ですよね。
だって、自分のニーズを満たしているんですから。
しかし、仕事をする以上誰かのニーズを満たさなければいけません。
ですので、このニーズを追求しなければ趣味を仕事には出来ません。
そして、誰かのニーズを満たすことの出来る趣味であったとしても
まだ成功するかどうかはわかりません。
理由2,良い物は売れる!ということは無い!
良い物さえ作れば売れる!
そう思っていませんか?
自分の好きなことで周りのみんなも評価してくれた!
だから、これを売って生活をしよう!
そんな風に趣味を仕事にする人もいるでしょう。
今回はニーズもあることがわかっているからきっと大丈夫だ!
しかし、失敗する可能性が高いです。
そもそもいいものを作れば売れるのかという話ですが、
有名な画家ゴッホのように生前は見向きもされなかったのに死後ようやっと認められ絵がものすごい額で取引されるという話もあります。
それに、反対のことを言えば大したことのない商品でも売り方次第ではものすごい売れますよね。
特に、大衆音楽がわかりやすいですが大衆向けの商品の殆どはそこまで良い物と言えないものも多いです。
そこで、物やサービスがいいから売れるというのは幻想であることがわかりますね。
ものを売るためには、まずそのものを知って貰う必要があります。
その次に、そのものがどういったものでそれがあるとどんな風に自分の生活に役立つのかを知って貰う必要があります。
そこまでわかってもらってそのものの値段がそのものの持っている価値より安そうなら人は買います。
これは、今日本のあちらこちらで日常的に行われていることです。
しかし、趣味から仕事にしてしまった人はこういったことがものを売るために必要だと知らない場合も多々あります。
夢と情熱だけでは物は売れません。
ものを売りたいと思ったら商品やサービスだけではなくマーケティングの知識も必要です。
さて、では趣味から生まれたニーズのある優れた商品をマーケティングを使ってうまく売れたとしてもう安心安泰でしょうか?
ちょっと待って!最後に乗り越えなければならないことがあります。
理由3、趣味が趣味でなくなる
もう趣味とはいえない…
仕事にした趣味が軌道に乗った頃、気がつくことがあります。
それはもうすでに趣味ではなく仕事になってしまったこと。
以前、趣味の時には自分のしたい時間にしたいだけできていた趣味。
完成度やルールよりももっと自分の自由を尊重して気持ちの遊ぶままに心を開放するように愉しんでいた趣味。
もう、今の仕事には趣味だった頃の面影はありません。
自分の気分ではなく決められた時間やお客さんの来る時間に合わせてあなたは行動をします。
自分のやりたいことではなく、お客さんが望むものを提供します。
そうなるとだんだんとストレスも溜まってきます。
もうやりたくない!そう思うこともあるかもしれません。
しかし、もともとは趣味から始めたことですからストレスも少ないかもしれませんね。
それに、どうしても疲れたら新しい趣味を見つけてストレス発散をすればいいんです。
まとめ
趣味と仕事を一緒にするというのはなかなか難しいものです。
私は、仕事は仕事で趣味は趣味とほとんどきっちり分けています。
まず稼ぐことを大切にして趣味は趣味としてとっておきます。
気楽にできるから趣味であって、仕事として初めて責任なんかが出てきてしまうとどうしても心から楽しめなくなったり悪い意味で義務感が出てくると思います。
ですので、趣味を仕事にしたいというのではなく趣味でお小遣い稼ぎもしようくらいがちょうどいいのかなと思います。
もし、趣味でお小遣い稼ぎをしたいけどどうしたらいいかわからないという方がいたら気軽に声をかけてくださいね。
少しはお役に立てると思います。