田舎暮らしに憧れる?地方移住者の失敗例から見る田舎の本質

田舎暮らし

都会に疲れた。

冷たいアスファルトとまっすぐ歩くことすらままならない人混み。

おまけに住んでいるだけで多額のお金を必要とします。

そんな、都会に疲れて田舎に引っこみたい。

大自然に囲まれてもっとゆったりとした時間を愉しみたい。

そういった方が多いようですね。

今回は田舎暮らしを始めたものの断念した方々の話から見えた田舎暮らしの問題点についてまとめました。

地方移住者が田舎暮らしを断念した理由

地方に移住したい。

一昔前までは定年した夫婦などがセカンドライフを田舎で過ごす。

といった地方移住が大半でしたが、最近では若者の地方移住も多いようです。

 

こちらについてはこの記事をご覧いただきたいと思います。

⇒地方移住でうまくいくのは若者だけ?老後の田舎暮らしの失敗談がガチでヤバい!!

若者と老後の移住には異なる点が多々あります。

 

 

地方移住について、失敗した理由についていろんな記事がありましたし、いろんなケースがありましたが本質は全部一緒。

大きく分けて3つにまとめられますね。

不便

仕事が無い

住民が合わない

の3つです。

 

田舎暮らしに憧れて…地方移住者が感じた事…不便

不便と言うのが地方移住に失敗した事例の多くの原因でした。

正直、当たり前だろって思いました 笑

 

 

一目ぼれで田舎に憧れてしまった方が陥るのがこちらの原因でしょうね。

大事な日々の生活と言うものを頭の中からすっ飛ばして、景色や幻想のライフスタイルを見たまま移住してしまったのでしょう。

 

 

都会はコンビニやスーパーを筆頭に欲しいものがすぐに近くにありますよね?

 

あれは、コンビニやスーパーが近くにあるから都会なのではなく。

都会だからコンビニやスーパーが近くにあるのです。

つまり、人がたくさんいるからここで商売をすれば儲かると考えて経営者が店を出店するという事ですね。

逆に、人のいない田舎では店を出しても人がそもそもいないので売り上げが立たない。

儲けが少ないので店を出さないのです。

 

なんて、こういうとそんなの当たり前だろ!と言われそうですが、そのあたりがわかっていないから失敗したんです。

 

先ほどの理由から、都会は便利、田舎は不便と言い変えてもいいので不便さを愉しめる人でないと移住に失敗します。

 

もちろん、移住先によってそのあたりの環境は異なりますから、自分はどの程度の不便までなら耐えられるのかという事をあらかじめ考えておいた方が良さそうです。

 

 

地方移住したけど仕事が無い…

仕事はどこかにあるもの。

これは、都会の考え方ですよね。

 

移住してから仕事を探すというやり方を取る人の中には仕事を見つけられず、結局、都会に逆戻りという方が多いようです。

こちらは移住者に人気の沖縄でも起こっているようですね。

沖縄と言うといろいろ働き口はありそうなので意外でした。

本島ではなくて離島に移住したのかもしれませんね。

こちらの記事でその辺りの事情を掘り下げました。
⇒地方移住支援や仕事斡旋について。田舎暮らしに資格?仕事が無い?

 

そもそも、地方移住して田舎暮らしをしたいなら自分の力で稼げるようになってからでないといけないと思っていたし、みんなそれが出来ているから移住するものだと思っていたので、3つの原因の中でこの失敗が一番意外でした。

 

 

例えば、退職金が出たから長年働いた東京の地を離れて移住。

とか、農業で生計を立てるから仕事は必要ない。

とか、仕事はパソコンがあればいいのでどこでやっても変わらない。

みたいな方が移住をするものだと思っていました。

 

 

失敗の原因3つともに共通することですし、これ自体が問題の本質かもしれんせんが失敗する移住者は自分の理想がそのまま通ると思っている方が多いようでした。

何事にも良い面と悪い面がありますが良い面しか見ないと当然ですが予想は外れます。

下調べで良い面、悪い面を全部あぶりだしてその条件で本当に自分が幸せかを考えることをしないと失敗確率が上がるようです。

 

ちなみに、上の3つに当てはまらないけどどうしても移住したいという方は私にお任せください。

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次が最後の原因ですが次のが実際一番厄介です。

 

 

田舎暮らしは俺には無理!地方住民とのより良い関係構築。

これは、調べてみて驚きました。

よく、地方移住の斡旋業者みたいな団体の出す記事にはこのようなニュアンスで書かれています。

近隣住民とうまくコミュニケーションしましょう。挨拶を欠かさず、郷に入らば郷に従えですのであまり我の強い方はうまくやれませんよ。

ってな感じです。

非常に危険ですね。

本質を隠しています

これでは、まるで移住したその人の人格に問題があるような言い方ですよね?

 

そういった一般常識内のコミュニケーションスキルがある方は近隣住民とのトラブルはないよ♪

 

と言っているように受け取れます。

 

 

残念!だったらこんなことは起こりえないはず。

 

 

心の僻地と言う言葉があるようですね。

僻地で医療に携わる、Dr.コトー診療所の世界を地で行くような方々が助けているはずの田舎の住民から心無い言葉や仕打ちを受け精神的にダメージを受け、逃げ去っていくケースが多いためにそのように名づけられたようです。

 

自ら無医村での医療を志願した博愛の精神にあふれたお医者さん。

そんな方でも人間関係が原因でドロップアウトしています。

 

さらに、大自然の中での生活を夢見て田舎暮らしを始めた地方移住者もこの田舎の住民との関わりが嫌で戻ってくるケースが多いようです。

 

 

地方にはいろいろな独自のしきたりがあるようです。

地方では都会の様なプライバシーを尊重するという考え方も希薄です。

 

さらに、移住者は歓迎されるという地域もあるようですが、あまり期待しない方が良さそうです。

 

 

コミニュケーションスキルに関しても足りてないのは、都会の集団生活の中に長年放り込まれ否が応にも、周りとうまくやる為のコミニュケーションを続けていた移住者の方ではなく。

田舎に住んでいる方々の様ですね。

 

先ほどの地方移住した医師たちもその田舎の人々から散々な仕打ちを受けています

一言で言うと感謝のかの字も知らない。と言うくらい自分本位で人の心を理解していない方が実際に居るようです。

 

もちろん、どの地域もという訳ではないし、逃げ出した医者たちを苦しめたのも住民の一部で感謝を示すものも居たわけですが、皆さん職場では経験ありますよね?

そういう、天敵の様な人間は職場内に1人いるだけで十分なんです。

たった1人だけでも十分すぎるほどにストレスになることは経験から実証済みのはずです。

 

 

さらに、基本的に都会より田舎は帰属意識強いのでその分排他的ですね。

 

 

もし、移住者が独身の若い方なら男女問わず受け入れられる可能性は上がりますが(田舎は若者が足りないために結婚できない者が多い)、それ以外の方はそもそも歓迎されない可能性も考えておくべきです。

 

私がこの問題を一番厄介だと思うのは下調べの段階で気づけるか疑問であり、耐えられる範疇を超えているであろうからです。

事前には分かりづらいので住んでみるしかない。でも、住んでから気づいたんじゃ遅い。

 

しきたりに関してはあらかじめ少しは調べられるし、本当に評判の悪い地域も調べられますがそれでもまだ安心はできませんね。

地方移住を考えている方は是非、この3つの点をクリアしているかどうかをよく吟味して田舎暮らしに踏み切ってほしいと思います。

実は、私はエセ田舎暮らし経験者でした。

さて、今回の地方移住ですが私も似たようなことを考えたことがあります。

学生時代の東京での生活に嫌気がさしてリゾート地に就職したことですね。

 

私の場合、人のあんまりいない自然の中で生活したいと思っていたための選択でした。

田舎暮らしはいいものです。

ただ、諸事情があって(と言うか、良く考えたら私も田舎の住民にやられたんでした 笑)仕事を変えるときに田舎から地方都市に移りました。

 

今回、たいそうなことを言いましたがそういえば私も良く考えずに田舎暮らしを始めた1人でしたね。

 

そんな私が今思うのは…

地方移住したい方はど田舎ではなくリゾート地にした方が無難だということです。

以前は栃木県の那須に居たのですがなかなか良かったです。

 

 

ホテルや飲食店もたくさんあるし市の人口も結構な数なので仕事自体は簡単に見つかりますしね。

完全な理想の地方暮らしとは違いますが、今回の記事で理想の田舎なんて物自体存在しない可能性も出て来たのでもう一思案必要かもしれません。

ご自分の理想とする生活現実的に我慢できるところ妥協できるところをよく吟味してうまくバランスが取れるような場所や環境を見つけて幸せな田舎暮らしをして欲しいと思います。

 

関連記事はコチラ↓

⇒地方移住でうまくいくのは若者だけ?老後の田舎暮らしの失敗談がガチでヤバい!!

⇒地方移住支援や仕事斡旋について。田舎暮らしに資格?仕事が無い?

⇒地方の物価は安いって言うけど本当なの?田舎と都会の物価と過ごしやすさの違い

 

最後に

田舎暮らしの問題は大きく2つではないでしょうか?

それは、お金と人間関係です。
物流の問題もありますが、それは人間関係とお金がしっかりしていればある程度軽減出来ますもんね。

お金と人間関係…
結局、都会に住もうが田舎に住もうがこの2つが悩みの大半のようです 笑

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5 Responses to “田舎暮らしに憧れる?地方移住者の失敗例から見る田舎の本質”

  1. 抹茶 より:

    初めまして。今大学2年生なのですが、一年次からずっと大学を辞めて田舎で暮らしたいと考えていました。
    しかし、移住するための資金もなく、移住後すぐに職が見つかるのかとあと1歩が踏み出せません。
    大学を卒業してからでもいいのでは?と言われるかも知れませんがもう限界です。
    今現在長崎県の方にいるのですが、
    もしよろしかったらおすすめの地域など教えてくれませんか?

  2. 抹茶 より:

    初めまして。今大学2年生なのですが、一年次からずっと大学を辞めて田舎で暮らしたいと考えていました。
    しかし、移住するための資金もなく、移住後すぐに職が見つかるのかとあと1歩が踏み出せません。
    大学を卒業してからでもいいのでは?と言われるかも知れませんがもう限界です。
    今現在長崎県の方にいるのですが、
    もしよろしかったらおすすめの地域など教えてくれませんか?
    1年ほど悩み出した答えですので、お力を貸してくれませんか?

    • sei221 より:

      返信遅くなってしまい申し訳ございません><

      田舎で暮らしたい動機にも寄りますが、
      大学生であればインターンなどを利用しても良いのではないでしょうか?

      オススメの地域に関しても、
      それぞれの望むライフスタイルによって変わると思いますが、
      もし、不安があるのでしたら観光地となっている地域に行かれるのが良いと思います。

      観光地であれば、
      仕事と一緒に住む所も提供してくれるとことが多いので、
      生活は問題なく出来ると思います(^^)

      目的とそれるかもしれませんが、
      海外に目を向けてみるのもいいかもしれませんね(^^)

  3. 田舎出身 より:

    抹茶さんへ
    田舎とはどういった地域のことですか?あなたが思う田舎暮らしとは?
    長崎はどうですか?思うような田舎ではないのですか?

    もし、森があって山があって海が。。。なんて考えているのであれば実際いってみるといいですよ。
    テレビとはちがって現実的に考えられますからね

  4. イマイ より:

    新幹線で1時間ちょっとなら、アクセスが良く・交通費も安い。
    熱海・軽井沢・越後湯沢・那須塩原・甲府(リニア)・・・
    駅前であれば、ド田舎ではなく田舎町ぐらい。
    娯楽は少ないが、ショッピングセンター・飲み屋ぐらいある。

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