貧乏暇なしの本当の意味は?貧乏神と福の神から見る真実
貧乏暇なしということわざがあります。
まさに今の日本でも陥っている方が大勢いるのではないでしょうか?
むしろ日本はそんな貧乏暇なしと言う事が美徳とさえされています。
なぜ、そんなことになってしまったのでしょうか?
今回はなんと日本昔ばなしからその意味を読み解きます。
貧乏暇なしは本当?
貧乏暇なしという言葉がありますよね?
しかし、働けば働くほどお金は入ってくるはずです。
なぜそんなことわざがあるのでしょうか?
今回は、貧乏暇なしということわざの意味を考えます。
なぜ、こんなにも働いているのにお金が入ってこないのか?
その理由が今明らかになります。
貧乏神と福の神
貧乏神のことをもっとよく知ってもらうために“まんが 日本昔ばなし”から貧乏神と福の神というエピソードの話をさせて頂きます。
ちなみに、元の動画はこちらのサイトからご覧いただけます。
この話のあらすじですが、
あるところに働いてはいるんだけど一向に暮らし向きが楽にならない男がいます。
その男の家には貧乏神が家の神として祀られていました。
あるときその男の家にめんこい嫁が嫁いできました。
その嫁はよく働く嫁で、その嫁よりも怠けるわけにはいかない男も釣られてよく働くようになりました。
すると、だんだん貧乏神はその家に居づらくなってきました。
数年後、貧乏神はその家から出ていかなければならなくなりました。
その時に、男に貧乏神は見つかり事情を話すことになります。
なんでも、貧乏神の代わりにその家には福の神が来ることになったようです。
しかし、男は別に貧乏のままでも構わないので、貧乏神にそのまま家に居てもいいと言います。
そういって、やってきた福の神を貧乏神と夫婦は追い出しました。
結局、夫婦は貧乏でしたが幸せに暮らしましたとさ。
という話です。
この話で注目して欲しいところは
男は貧乏神云々というより、もともとそれほど働いていない
よく働けば貧乏神はいずれいなくなる
この話は美談なのか?愚か者を笑う話なのか?
という点です。
もともと男はあまり働いていなかったようです。
まあ、この男はもともと暮らし向きを良くする気持ちが無かったと言えます。一方嫁は一生懸命頑張りましたがチャンスをみすみす逃しました。
もう一つ、この話では貧乏神は一切神の力を行使していません。多少その家の食べ物を目減りさせましたがそれだけです。
したがって、貧乏神というのは特に何の力もなく、貧乏なのはこの話で言えば男の責任ということになります。
さて、ここからが問題なのですがこの話は美談なのでしょうか?それともこんな愚かな者達がいるということを笑う笑い話なのでしょうか?
貧乏は美徳?生産性が悪い事は美徳?
日本には、貧乏を美徳とする考えがあります。
それは、何もお金だけではありません。時間についても然りです。
貧乏暇なしと言うのは、事実に反する様に聞こえることわざですね。
だって、暇が無いほど働いているのにお金がないんですから。
一体どこにお金を使っているのでしょうか?
貧乏暇なしと言うのはつまり、
パフォーマンスが悪く、レバレッジの効かないことをしているということですね。
パフォーマンスと言うのは作業効率だったり要領が悪いということになります。
レバレッジというのはテコの原理ということですから、もっと負担を軽くすることが出来るのにそれを活かせていないと言うことです。
今の時代はガスコンロがあるのでいちいち自分で火をおこしたりはしませんよね?
エクセルで自動的に計算できるのに手計算して手書きなんてしませんよね?
自分の力をより少なくして同等かそれ以上の力を発揮できるのがレバレッジです。
このパフォーマンスとレバレッジ。簡単にいえば生産性という言葉に置き換えることが出来ます。
貧乏暇なしと言うのは、生産性の悪いことをしているからいつまで経っても成果が上がらないということを言っていることわざだと私は考えています。
でも、日本ではこの貧乏暇なしが美徳とされている風潮がありますよね?
例えば、残業。
よく自分の仕事の価値を残業時間で換算する人が特に高い年齢層で見受けられます。
ある企業では、ナンバーワンの営業がいつも定時で上がっていてそれ以外の営業は毎日残業していたという話があります。
そして、そのナンバーワンの営業マンは上司や社長からどのような評価を受けていたと思いますか?
「あいつは営業成績はいいが、残業をしないからあんまり評価してない。」
という評価です 笑
一番売上を上げており、残業代や余計な電気代や何やらを節約している人間に対してこの評価です。
これは極端な例ですが、身の回りを見渡してみると似たような事が平然と行われているのではないでしょうか?
貧乏人というのは気が付かない人なんです。
自分がなぜ貧乏なのか?
なんで自分より裕福な人がいるのか?
世の中の仕組みはどうなっているのか?
自分の仕事は本当に効率がいいのか?
生産性ってなんだろう?
こういったことに全然気付け無いから貧乏なんです。
反対に、
どうすれば裕福になれるか考えることが出来る事ができて(頭の使い方貧乏の脱出)
↓
どのくらいやれば裕福になるための次のステップを踏めるのか?(時間の使い方貧の脱出)
↓
そのために、何にお金を使えばいいのか?(お金の使い方貧乏の脱出)
↓
これがわかって、しっかりと進むことで初めて貧乏を脱出出来ます。
先ほどの昔話であればこういう感じです。
とりあえず、生活が楽になるまで頑張る。
↓
他に何をすればもっと裕福に慣れるか考える
↓
暮らしに余裕ができたらもっと便利な道具を買う
↓
作業が前より少し楽になったので畑を広げる
↓
実入りが増えたので人を雇って作業量を増やす。
↓
もっと畑を広げて人を増やす
↓
お金と時間に余裕ができたので山を買って薪を売れるようにしたり旅行に行ったりする。
とまあ、こんなかんじになります。
ただ、この夫婦は特にそれを望んでいなかったのではじめの段階でやめてしまいました。
もし、福の神が来ていたら上のような感じでどんどん富を得ていたでしょうね。
さて、もしあなたがこの夫婦であったらどのような選択をしますか?
私なら福の神を呼び寄せていつか楽になる道を選びますね。
あの夫婦の様にしていたら凶作の年なんかはもちろん、子供が生まれても苦労しますし、歳を重ねても作業量は変わりませんからもっと苦労します。
最後に…
実は、貧乏暇なしにはもうひとつの理由があります。
それは、世の中には労働集約型と資産構築型という2種類の働き方があるんです。
ほとんどの方が労働集約型つまり、働いた分だけお金を手にしています。
一方、ほとんどの金持ちは資産構築型のビジネスを行っています。
それは、自分が働かなくてもお金が入ってくる方法です。
詳しいことは↓
⇒現代の錬金術 お金を作る方法を知りたい?お金を増やすしくみと技術を理解しよう!
こちらの記事に書いてありますが、貧乏暇なしというのは労働集約型しか働き方を知らなかったが為に陥った惨事なのかもしれませんね。
さて、この記事はいかがでしたでしょうか?
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