ゆとり世代という言葉とセットにたいてい仕事のとんでもエピソードが飛び出してきます。
ゆとり世代というのはなんて出来ない世代なんでしょう。

そう思っていますか？

私はそれは違うのではないかと思っています。
ゆとり世代というのは一体何なんでしょうか？

言葉の意味を考えてみましょう。

こちらもご一緒にどうぞ↓
⇒ゆとり世代っていつから？年齢と特徴と仕事観について

ゆとり世代が仕事が出来ないわけではない

ゆとり世代という言葉はネガティブに使われることが多いですよね？

どうしてなんでしょうか？

そんなにゆとり世代は仕事が出来ないのでしょうか？
私なりの意見を述べさせて頂きます。

ゆとり世代のとんでもエピソードはネット上にいくらでも転がっていますね。
見てみると本当にとんでもない話ばかりです。
やはり、ゆとり世代はそこまで出来ないのでしょうか？

私は年齢的にゆとり世代と非ゆとり世代の真ん中です。
一応私は非ゆとり世代になります。

私の年下はみんなゆとり世代、年上はみんな非ゆとり世代です。
そんな私から見えるこのゆとり世代という言葉。はっきり言ってこんな言葉無いほうが良い！というのが率直な感想です。

ゆとり世代の色んな話を見ている時にたいてい思うのが、

そんなのどの世代でもいるだろ。

ということです。
実際、ゆとり世代の仕事ダメダメエピソードを見ていると私のかつての上司や同僚を思い浮かべることが沢山ありました。
いるんですよいつの時代でも。そいつはゆとり世代なのがいけないんじゃなくてただ単に仕事が出来ないだけです。
ゆとり世代は関係ない。

とは言え、やっぱりゆとり世代と非ゆとり世代が違うなって思うこともあります。

 ⇒我慢することの大切さを正当化することに疲れました。

ゆとり世代になって変わったこと

これは、ゆとり世代というか時代の変化なのですが、コミュニケーションのあり方が変わってきましたよね。
例えば、ゆとりエピソードでよくあるのが“飲み会を断る”ということ。

こちらの記事でも書きましたが、最近はだんだんと世間より自分を尊重する傾向が強まってきました。
会社は家族みたいなものという終身雇用から会社は自分の目標を達成するためだったりスキルアップのためのものに変わったんですね。
そうなれば飲み会を断るというのも納得できる話だと思います。

皆家族なんだから仲良くやろうよ！みたいな感覚はもう今の世代にはないものだと思います。
大体、今までの世代も嫌々飲み会に参加していただけで行きたい飲み会ばかりではないという方も多かったはずです。
それでも、今までの世代が断らなかったのはそれが当然の社会性だと感じて自分もそうするべきだと思っていたからだと思います。

現在はスマホやツイッターの普及でコミュニケーションがどんどん軽くなっています。
友人間のコミュニケーションもどんどん緩くなっています。
そんな中で上司というただでさえプレッシャーの掛かる存在と２時間３時間ずっと一緒というのはゆとり世代にとってかなり重いコミュニケーションに思えるかもしれませんね。

 ⇒ノマド生活とは…ノマドの意味となるにはどうしたらいいかという話

ゆとり世代というレッテル

私はこのゆとり世代という言葉は無い方がいいのではを思っています。

結局、ゆとり世代という言葉を使えば部下の愚痴を言っても正当化される為のツールなんですよね。
そういった意味では、ゆとり世代というのは現代社会のストレスが生み出した弱者ともいえるかもしれません。

このゆとり世代という言葉のせいで見る者も見られる者も余計なノイズが交じる気がしています。
人なんてそれぞれですよね？
ただ、日本人はレッテル貼りが大好きです。

例えば血液型。
科学的にはなんの根拠も無いのに日本人は血液型で人を大別します。
そうすることで、本来の相手の姿を見失いクリアなコミュニケーションを妨げる結果になっているのではないでしょうか？

まして、血液型は４種類ありますが、ゆとり世代はたった１種類です。
十年間分の人口をひとまとめですよ？笑

それは、年代別にはロストジェネレーション、団塊の世代、団塊ジュニアと今まででもいろんな名前で世代を分けてきました。
そして、それを大メディアが好んで使いました。

しかし、それをそのまま受け入れて個人対個人のコミュニケーションにも当てはめるというのは大変危険なのでは無いでしょうか？
きっと、デキる上司や先輩と言うのは世代の大きな特徴は掴んで自分とのギャップを埋めて個人対個人でのコミュニケーションを円滑にするための理解として活用するのでは無いでしょうか？

⇒自信がない人の心理ブロックは何？自信を持つために役立つ名言集

最後に

これからの世代はどんどん企業に依存しない生き方を身につけていきます。
そういった新しい波に飲み込まれて時代に取り残される前に新しい力を身につけませんか？

私のメルマガでははじめの一歩から新しい生き方の形を紹介しています。
これからの時代の変化に気づいて行動する方にとって有益な情報になると思いますよ。