ゆとり世代っていつから?年齢と特徴と仕事観について

ゆとり世代の特徴

ゆとり世代という言葉が一般的になってしばらく経ちます。
このゆとり世代一体どのような特徴があるのでしょうか?

また、どこからどこまでがゆとり世代なのでしょうか?

ゆとり世代の基本情報をまとめました。

こちらの記事も一緒によく読まれています。
⇒ゆとり世代は仕事ができない!!馬鹿にする人と馬鹿にされる人の中身

ゆとり世代っていつから?

ゆとり世代というのは政府が詰め込み型の教育をやめようと言って始まりました。
2002年度から小中学校を皮切りに始まった学習指導要領による教育をゆとり教育と呼んでいます。

一般的には小中学校において2002年度、高等学校において2003年度に施行された学習指導要領ゆとり教育で育った世代。
1987年4月2日生まれから1996年4月1日生まれをゆとり世代と呼んでいます。
1987年4月2日生まれから2004年月1日までを含む場合もありますが、どちらが正しいということもありません。

さて、このゆとり世代ですが世間ではネガティブなイメージを持った言葉として認識されているように思います。
一体、どのような特徴を持っているのでしょうか?

 

ゆとり世代の特徴

ゆとり世代の特徴は実に多様です。

主な特徴の例を挙げていきます。

  • 失敗を恐れる
    現実的で夢を見ない
    ルールは遵守する
    マニュアルや答えをすぐ求める
  • 打たれ弱い
    自分から動き出せない
  • 上司との酒はきっぱり断る
    自分の成長につながると思えないことはやらない

といったようなことが言われています。
安定志向で向上心が無いといったように捉えられえているようですね。
特に、上司とのコミュニケーションと仕事観に対するジェネレーションギャップがゆとり世代へのネガティブなイメージにつながっているように見えました。

⇒ゆとり世代は仕事ができない!!馬鹿にする人と馬鹿にされる人の中身

 

ここまでは、ゆとり世代以外の者から見たゆとり世代です。
では、ゆとり世代の者達は仕事をどう捉えているのでしょうか?

ゆとり世代と非ゆとり世代に同じアンケートを取った結果。
このような結果になったようです。

ゆとりと非ゆとりの比較

引用元:http://weban.jp/contents/an_report/repo_cont/trend/20100802.html

このグラフから見ると、

一番左とその右隣り、
将来に不安を感じる
出来れば働きたくない

というグラフからゆとり世代の人生観を知ることが出来ます。

将来に対する不安はゆとり世代のほうが断然少ないようです。
更に、働きたくないという意見もゆとり世代のほうが多いですね。
しかし、働くことをお金を得るものだと割り切っているという意見はゆとり世代では少数派のようです。

では、ゆとり世代は仕事に何を求めているのでしょうか?

私が思うに、ゆとり世代の方が非ゆとり世代に比べて自己実現の欲求が強いのではないかと思います。
反面、非ゆとり世代は社会的な欲求が強いということですね。
いわゆる自分探しと言える、「自分のやりたいことや向いていること」を探している。という項目がゆとり世代の方が少ないということがそのことを裏付けていると思います。

そもそも、働くことも新しい経験や夢の実現につながると考えるゆとり世代と、
とにかく会社勤めは社会の役に立つしお金ももらえるから、自分のやりたいこととは関係無いことでも仕方がないという非ゆとり世代。

こういった認識の落差があると思います。

もともと高度成長期の日本は、唯一成功した社会主義なんて言われ方もしていました。
しかし、現在ではグローバル化と少子高齢化などの要因により、その半社会主義的な制度が崩壊し本格的な資本主義となっています。

その中で、ひとつの会社に務めることよりも自分自身のスキルを向上させるなど企業より自分の能力の方が生き残るためには必須という考え方の人間が増えてきたと見るほうが正しいのかもしれません。
さらに、人生についても同様で今まではひとつの企業で勤めあげることがほとんどの日本人の人生でした。
したがって、務める企業に精一杯奉仕しその見返りとして役職や報酬を得ていい家に住む。

というライフスタイルが一般的になってきました。
それはそうですよね。みんな働く企業名は違えど大元は同じことをしていますから。

しかし、最近ではそのような長期的なプランで人生を考えることが難しくなってきています。
こういった背景からゆとり世代のライフプランが多様化している。

それがゆとり世代が仕事観を今までのスタイルと違うものにしてしまった原因ではないでしょうか?

 

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⇒若者の退職理由を見て企業が考えるべきこと

まとめ

こう考えると、ゆとり世代というのはたまたま教育方法の改変があっただけで出来ない世代と言われているだけのかわいそうな世代といえるかもしれません。
ゆとり世代と非ゆとり世代の違いは教育ではなく時代の変化が原因だと思います。

仮に、ゆとり世代の時期に従来よりも多く詰め込み教育をしていたとしても、ゆとり世代は結局、現在のような考え方になっていたのではないでしょうか?

これは、時代の変化なんです。
ゆとり世代だから劣っているというのは偏見で、時代の変化で生まれた新しい認識なだけだと私は思っています。

ちなみに、私はギリギリゆとり世代ではありません。
↑念のため。

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